プラセンタを解明する



胎盤の違い

 

 

哺乳動物であれば必ず妊娠により胎盤を形成しますが、すべての動物が同じ胎盤というわけではありません。動物の種類によって形や機能が違ってきます。

 

 

人間や猿、ねずみといった動物の胎盤は「盤状胎盤」と呼ばれ、子宮の一部に丸く盤状に形成されます。
人間の胎盤は、哺乳類の中では最も進化した胎盤であり、酸素や栄養分、老廃物などの交換が行われるほかに、免疫を胎児に送る働きもしています。

 

 

馬や豚などは、子宮内の全体に形成される胎盤で、「散在性胎盤」と呼ばれます。
妊娠中の時期を特定することなく起こる散発性流産を発生が馬に多い理由は、「散在性胎盤」のため母体と胎児の結合が分離されやすいことと、妊娠5~6ヶ月ごろ、黄体ホルモンの分泌が黄体から胎盤へと切り替わるためといわれています。

 

 

牛や鹿など、複数の胃を持ち、一度食べた食物を吐き戻して噛み返すという反芻(はんすう)を行う動物のことを反芻類といいます。
反芻類の胎盤は、「多胎盤」と呼ばれ、胎膜に小さな胎盤が70~100個ほど分布しています。
胎盤を通して母体から胎児へ栄養分を送ることはできますが、免疫などを送ることはできません。

 

 

ネコ目とも言われる、ほかの動物を獲物とする食肉類は、ネコやイヌ、クマなど約240種類にのぼります。
食肉類の胎盤は「帯状胎盤」と呼ばれ、胎膜の中央部分を帯状に一周して胎盤を形成しています。
そのため、子宮内の胎児は人間よりも安定しています。

 

 

医療用に使われるプラセンタはヒトの胎盤を原料としていますが、美容用に使われるプラセンタの多くは、豚や馬、羊の胎盤を使ったものです。